地球温暖化を防止するとりくみで、住宅の緑化に関心が集まっています。ガーデニング、屋上緑化、外壁緑化をしてみませんか?
ガーデニングで小さな緑を増やし、地球温暖化を防止してみませんか?庭はなくても室内やベランダででもできます。
■ ガーデニングのポイント①庭の目的から考える
庭のデザインを考える時に、まずイメージしてほしいのは「使う庭」「観る庭」のどちらがメインになるかということ。「子供を遊ばせる」「家族、友人とガーデンパーティを開きたい」場合は、デッキやガーデンルームをメインにした「使う庭」を。「リビングからの眺めを楽しみたい」「落ち着いた和風の庭がいい」場合は、フォーカルポイントになる添景や季節感のある樹木を考慮した「観る庭」がお勧めです。
②動線と視線をベースにデザインする
お気に入りのアイテムや植物を無造作に追加していくと、庭全体のバランスが崩れて収拾がつかなくなることがよくあります。庭をデザインする時には、まず人がどこを歩くのか「動線」を考えて園路やテラス、ベンチを配置していく。次にそのテラスやベンチから、室内リビングのソファーや和室から何が見えるのか「視線」を考えて「見せるもの」「隠すもの」を整理していくと、快適な空間を作ることができます。
③家族の成長に合わせて変化していく庭づくりを
植木の成長や、5年、10年後の家族のライフスタイルの変化をイメージしながらデザインを考えても楽しいでしょう。小さなお子様に砂場や水場をつくることもありますが、成長と共に砂遊びはしなくなります。遊ばなくなった砂場をそのままにしておくと、どんどん汚くなってしまいます。そんな砂場も、花壇、池、バーベキュー炉へとアレンジすれば、無駄なくいつまでも楽しめます。
④メンテナンスも検討する
庭を維持管理するために、どれだけ時間と労力をかけられるかということです。毎日のように手入れができれば、芝生や草花を中心とした庭を。植物の手入れに時間をかけられないなら、テラスなどを主体としたドライガーデンで、あまり手のかからないようにデザインしたり、コンテナなどを上手に活用して、草花を楽しめるような工夫を。
屋上緑化は文字の通り屋根の上に緑を作ることです。この「頭上の野原」は都市内の微気候を改善して、殺伐とした都市に自然をもたらしてくれます。多くの自治体は屋根緑化を促進しようといしています。

屋根緑化のメリットは専門家のあいだでは確認されていて、雨水の四分の三が保湿効果ですぐに排水されず、都市の排水施設に負担をかけるこがありません。徐々に空気中に放出される湿気は都市気候を改善してくれます。植物はホコリや有害物質を捕らえて、騒音抑制効果もあります。温度の高低差をならして、地域の微気候を改善してくれます。紫外線によって劣化しやすい屋根を保護して、屋根の寿命を引き延ばします。植物は昆虫の棲息地や鳥の生活空間として、生物的なバランス機能を満足させるだけじゃなく、居住者の目の保養にもなります。 植物は手入れの必要もないし、水をやる必要もありません。植物と底土、そして必要な屋根保護材が構成要素ですが、荷重は陸屋根の砂利層と同程度です。30度(約6寸勾配)以下のゆるい傾斜屋根なら緑化できます。そうした屋根緑化の効用は、手間暇をかけて手入れされる屋上庭園とほぼ同じです。 夏は家の中が涼しくて、冬は暖かい。それに周りからの注目度は高いこと間違いなし。乾燥した夏には緑の屋根が茶色になることもありますが、植物はそれなりに順応します。それから再び色づいて昆虫や鳥が屋根を生き生きとさせてくれます。この屋根には「水さし」も「草刈機」も必要ありません。自然に調整機能が働くからです。部分的に緑化した屋上庭園とは違って、広く緑化された屋根はほとんど手入れの必要がありません。
壁面緑化は外壁に緑を作ることで、単調な灰色の壁を魅力的にして、エコロジカルなオアシスを作って、都市気候を改善してくれます。多くの自治体はより多くの緑を都市に作り出す努力に助成しています。

外壁緑化は単に外観がよくなるだけではありません。植物は都市の微気候を変えてくれます。「緑は都市気候の変動を和らげ、空気中の湿度を高め、ホコリや空気中の有害物質を取り除き、酸素を供給する」と、ある住宅緑化のための生活相談専門家は言います。この植物のブラインドは熱の緩衝地帯としても働いてくれます。夏は緑化された住戸が気持ちの良い涼しさをもたらしてくれて、冬には常緑植物が暖房費用を節約してくれます。 まだ外壁緑化に対しての偏見を持っている人も多いようで、植物が外壁を傷め、湿気を室内にひき入れるのではないか、と心配の声があります。
実際には反対で、冬は緑の被服が豪雨や雪、ひょう、そして熱損失から外壁を守ってくれて、夏は太陽の加熱から守ってくれます。夏になると外壁の温度は昼と夜では50度もの変動があるので、塗り壁に割れ目や亀裂が発生しやすくなります。ですが2000年前の緑化された外壁には現在でもまだ完全なものがあるくらいなんです。 建物で囲まれた空間で、樹木や芝が植えられていないところでも問題なく垂直に生え、ツタ状に外壁を覆って、高い技術や費用もかからずに、コンクリートや天然石、人工石の外壁や塀を緑のオアシスに変えることができるんです。 原則的には建物のあらゆる壁面を緑化することができます。キヅタのような常緑で平面に育つ植物は北や東の外壁面に適していて、西や南側の外壁には野ぶどうのように夏に緑の葉の多い種類が良いでしょう。一般に秋は色づく葉がよく、どこの外壁でも見た目に魅力的です。植物をうまく選ぶことで、外壁に花を咲かせることもできるんです。